
一方で、アメリカの女子格闘技事情はどうなっているのだろうか。インタビューに同席した、ジョシュのパートナーでありマネージャー、自身も格闘家のシャノン・フーパーはこう語る。
「アメリカにも、女子の大会はいくつかあります。FFF(Fatal Femmes Fighting)がそうだし、フックンシュートにも女子中心の大会がある。地上波中継で話題になっているエリートXCにも、有名な女子選手がいますね。女子格闘技は、確実に広まっていると思います。男子に混じって女子の試合が組まれる大会もありますけど、選手の気持ちとしては、女子だけの大会のほうがいいですね。女子の大会なら、女子がスターでいられる。男子と混じると、どうしても前座扱いになってしまいますから」
ただ、ジョシュの意見は少しばかり違うようだ。女子の大会を評価しつつも、そこから先の広がりを彼は求めている。最後に、ジョシュの“女子格闘技改革論”を聞いてみた。
――どうすれば、女子格闘技がさらに発展し、認知されるようになると思いますか? たとえば顔面パウンドを解禁するなど、ルール変更の必要もあるんでしょうか。
「いや、そこは分からないな。顔面パウンドがあることで、見るのを敬遠するようになる人だっているだろうから。それよりも、男子もいる大会で、女子がメインを張ることの方が効果は大きいと思うよ」
――それは大胆なプランですね。
「でも、やってできないことじゃないと思うんだ。たとえば修斗では、今すぐにでもメグミがメインを張れると思う。以前、彼女が出場した大会ではアンダーカードだったけど、実際にメインより面白い試合をしてたからね。ボクがメグミをサポートしてるのも、彼女なら女子格闘技の歴史を変えるパイオニアになれると思ってるからなんだ」
■ジョシュ・バーネット/Josh Barnett
1977年11月10日、アメリカ出身。1997年に19歳でプロデビューを果たすと、2002年には史上最年少で第7代UFC世界ヘビー級王座を獲得(その後、剥奪)。2003年には、第10代無差別級キング・オブ・パンクラスとなり、2004年からPRIDEに参戦。PRIDE無差別級GP2006では準優勝となった。2008年からは戦極に参戦。3.5旗揚げ戦では吉田秀彦に一本勝ち、5.18戦極第二陣ではジェフ・モンソンに判定勝ちを収めている。女子格闘技への理解も深く、スマックガールなどを様々な面でサポート。WROLD ReMix TOURNAMENT 2008 無差別級には愛弟子ジュネル・マルケスを送り込み、マルケスは決勝進出を決めている。
