
▲武重は左フックを受けダウン
CAGE FORCEへの参戦が決まっている藤原大地は、相次ぐ同胞のKO負けに「なんか怖くなりますねぇ」とポツリ。もちろん、これくらいでビビるようなタマではないが、ガードの隙間からでも入ってくる、また当たれば倒れるオープンフィンガーグローブの怖さを、まざまざと見せ付けられた思いである。
ゲートを含めセミファイナルまでの10試合が、ほぼ一本、もしくはKOという内容で進んだアゼリア大会。必ずしも一本&KO決着が是とは思わないが、観戦者にとっては満足度の高い興行内容だったに違いない。
が、肝心のメインで、その状況が一変する。トリで組まれたのは花澤大介13VS花井岳文。決して悪い内容ではなかったと思うが、花井の言動により「プロとは何か」という永遠のテーマが噴出してしまったのである。試合内容を簡単に振り返ってみよう。
【1、2Rを通じて花澤がトップをキープ。ハーフからコツコツとパウンド、鉄槌、肩固めなどで追い込み判定勝利。動きのある試合を望んだ花井だったが、花澤のキープ力の前に持ち味を出すことができなかった――】
ここまでならよくある話だが、異例なのは花井が試合途中にも関わらず花澤を挑発し続けたことだ。花澤のキープに業を煮やした花井が、2R中盤から「足開いてるからパスしてください。マウント取ってくださ〜い。パスして来いよ!」と絶叫。試合後には「パスだけならアマチュアでもできるやん。二度とやるか」と吐き捨て、花澤陣営と握手をかわすこともなくリングを後にしたのである(その後、もう一度リングに戻ろうとしたが廣戸聡一レフェリーに制止される)。坂本常務によれば前日計量の際に、常務と花井の間で以下のようなやりとりがあったという。
「試合後、歩けなくなるくらいの試合を期待しています」
「分かりました」
▲花井は試合途中にも関わらず舌を出すなど花澤を挑発
