
5月25日、パンクラスが大阪・アゼリア大正ホールで興行を開催した。同団体の関西興行といえば、これまで梅田ステラホールが定番だったが、ホール使用規約の改正もありアゼリアにシフトチェンジ。DEEP、修斗、スマックガールなどがすでに使用しているため特別な目新しさはなかったが、後楽園ホールやステラホール以外で聴くパンクラスのオープニングテーマは何だか新鮮なものがあった。
余談になるが、アゼリアはJR大正駅からバスに乗って約7分のところにある、こじんまりとした小ホールである(改札を抜けて右に行けば京セラドーム大阪、左に行けばアゼリア)。リングサイドのパイプイスは5〜6列くらいが限界で、ホール側が発表している最大収容人数は300人。雰囲気としては、ひな壇をなくした北沢タウンホールの円形バージョンといった感じである。
正直、身内がチケットを買えばそれだけで満員というレベルだが、凝縮された空間では選手の熱がダイレクトに観客に伝わる。坂本靖常務も「格闘技観戦には適している会場だと思います」と、初進出の同会場には好印象を抱いていた。9月7日にも同会場での興行が決まっているだけに、今後、パンクラス大阪大会の定番会場になる可能性は高い。
さて話が横道に逸れたが5・25アゼリア大会は衝撃のKO決着あり、ギリギリの凌ぎあいありと、ひじょうに見所の多い大会となった。
個人的に今大会のベストバウトをあげるとすれば、第2試合のストラッサー起一VS枝折優士。試合後、二人そろって病院に直行したという事実が、この一戦の凄まじさを如実に物語っている(坂本常務によれば両者は同じ病室にベッドを並べ、改めて激闘を称えあったとのこと)。
一方、衝撃的だったのはパンクラス稲垣組勢の全敗だ。ゲートでは富田浩司(厳密にいえば稲垣組ではなくP’sLAB大阪)が、スタンドの打撃でTKO負け。長谷川孝司と武重賢治も、それぞれ左ストレート、左フックを受け直立不動のままマットに崩れ落ちた。もらった時点で意識を飛ばされており、両者ともにマットで後頭部を強打。大事には至らなかったが、ヒヤリとさせられるシーンだった。
▲長谷川は左ストレートを受けダウン
