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INSIDE MMA「決めた戦略を守る勇気」
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試合から2日後、「DREAM.2」のさいたまスーパーアリーナへ向かう道で偶然山宮と出会うと、外傷のないきれいな顔をしていた。話を聞くと、さっそく翌日(4月30日)から軽く体を動かし練習を再開させたという。
「いつもは試合が終わると疲労と虚脱感があって、それでしばらく、最低でも1週間は休みたいとかってあるんですよ。でも、今回に限ってはそれが全くないんです。打ち身とかアザがすごいし、痛いところはあるんですけど、なんかもうすぐにでも動きたい心境なんです」
この心持ちは山宮にとって意外なものであった。
「本当は最高に気が抜けるんじゃないかと思ってたんです、試合前は。試合後のことが想像つかないくらいかなり気持ちが入っていたし、試合後しばらく動けないのかなぁと思ってたんですけど、どういう訳か試合が終わってから体を動かしたくてしょうがない感じで」
試合は15分間を打撃戦に終始。山宮はサークリングで動き続け、パンチの交錯では精度で上回り、たびたび近藤の顔面をとらえる。これに対し近藤は蹴りでの攻め手を探り、中でも「効きました」と試合後山宮も認めた左ローは明確なダメージを与えていた。

ドローでもおかしくない内容だったが、ホームリングの近藤には厳しい判定で勝者は2-0で山宮。10年ぶりの再戦、念願だった近藤戦での初勝利――喜ぶべき要素が揃いながら、「嬉しいという感情はないです。何と言っていいか分からない。難しいです。安堵感もないです」と困惑したような様子を見せる山宮の姿が印象的だった。
「僕はパンクラスが好きで、パンクラスで戦うための力が欲しいっていうことで修行に出て、あの時の自分より行けるんじゃないかって自信がついたので参戦させてもらって、できればパンクラスの戦力としてもう一度力になりたかった部分があるんですけど、結果的に2試合が終わって『一緒に頑張ろう』なんて感じじゃなくなってしまって。向こうにしてみたら『この野郎』って感じがあると思うんですよね」
 山宮は戸惑いの理由を語る。

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